食物アレルギーがあると、ブッフェはハードルが高いですよね。成分表でひとつひとつ確認しながら、結局食べられるお料理は2、3品だけ…という経験を、これまで何度もしてきました。
そんな中、先日12月14日に、東京都東久留米市で
特定原材料8品目不使用*のクリスマススペシャルブッフェ
「のあれブッフェ@東久留米」が開催されました。
*特定原材料8品目(小麦、卵、乳、えび、かに、そば、落花生、くるみ)不使用
*チラシに小麦のコンタミリスクありの注意書きあり
卵・乳製品・ナッツアレルギーのある小学生の子供と、アレルギーのない母の2人で参加し、スペシャルな体験をしてきましたので、ぜひ共有させてください。
開催場所は、東京都東久留米市のタネニハの森にある「フィリッポの幸せな食卓」。
普段はレストラン&カフェテリアとして営業されていて、今回は特別イベントのため貸し切りでした。

木の温かみを感じる、とても素敵な空間です。
わくわくしながらお料理が並ぶのを待ち、合図とともに見に行くと、美味しそうなお料理がずらり。子供は一瞬でテンションMAX、大興奮です。

オムライス・ハンバーグ・アメリカンドッグ・コロッケなど。
子供がいつか食べてみたい、と憧れていたメニューばかり。

「本当に全部食べられるの?すごい!!」
早速トングを使ってお料理を取っていきます。実は食物アレルギーのある方にとっては、自分でトングを使い、好きな料理を選んで取れるという体験は、夢のようなことなんだそうです。
こちらは、子供が自分の手でお皿に盛りつけたお料理。張り切って、なんと全部取っていました。

本物の卵みたいなオムライス。
普段は食べられないので、最初は少し緊張しながら一口。すると「おいしい!」と、驚きと喜びが混ざった笑顔に。こんな顔が見られて母も幸せです。
ふわふわのアメリカンドッグ、ハンバーグ、サクサクのコロッケ。
さらに、クリスマスらしいローストビーフやローストチキンも並びます。


アレルギーのない母の立場から食べても、食感や味にしっかり工夫があり、とても美味しくいただけました。シーザーサラダの粉チーズ風のトッピングや、小麦を使用していないパスタなど、「これは何を使っているんですか?」と質問すると、スタッフの方が丁寧に答えてくださり、安心して食事を楽しむことができました。
そして、お楽しみのデザートへ。

なんと、ケーキが種類豊富。
「選べるケーキ」という体験は、これまでほとんどなかったので、興奮が止まりません。心を込めてお料理やデザートを作ってくださった Maricoさんが、取り分けもしてくださいました。子供と一緒に記念写真も。

ふわふわの生地にクリーミーなチョコクリームのブッシュドノエルや、ショートケーキ。お腹が一杯になってしまい全て食べきれないほど。
最後に、参加者同士でお話しする時間もあり、子供の事や食物アレルギーの取り組みについて語り合い、ホームパーティーのような温かな時間を過ごすことができました。
帰りの車の中で、子供は「楽しかったね」「おいしかったね」と何度も話していました。大切な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。

\ちょこっと編集後記/
今回は、本当に夢のような時間でした。
嬉しかったのは食物アレルギーを持つ子供以上に、私だったかも知れません。主催者の方とお話させていただき、同じように子供の食物アレルギーに悩み、長い時間をかけて本気で取り組んでこられた経緯を知りました。食物アレルギーを取り扱う事は、想像以上に大変な事だと思います。私もこれからの活動に勇気をもらいました。このような機会がもっと多くの方に届きますように。
ごちそうさまでした!
参考サイト
のあれキッチンホームページ.2025
https://noare.kitchen/index.html(参照2025-12-16)
Food Marikoホームページ.2025
https://fooddiversity-kitchen.raku-uru.jp(参照2025-12-16)
クックたかくら公式オンラインストア.2025
https://shop.cook-takakura.co.jp(参照2025-12-16)
タネニハの森ホームページ.2025
https://taneniwa.com(参照2025-12-16)
“フィリッポの幸せな食卓”タネニハの森ホームページ.2025
https://taneniwa.com/filippo(参照2025-12-16)


