この記事は、こんな方へおすすめ
- 食物アレルギーの方は、どんな事に困っているのか知りたい
- 飲食店や学校関係者で、食物アレルギーについて理解を深めたい
- 友達や身近な人に食物アレルギーの子がいて、何か出来ることをしたい
食物アレルギーを持つ子供やご家族は、生活の中でどんな事に困っているのでしょうか。
カテゴリー別に早速見てみましょう。
カテゴリー、一覧
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食品に関すること
・アレルギーを起こさないように、常に食べ物に気を付けている
・買い物で必ずラベルを確認する必要がある
・食べられる食材が限られる
・料理や生活の中で、混入しないように気を付けている(キッチン道具、掃除)
・販売しているお弁当が食べられない
・宅配弁当を利用できない
・災害時の食品が食べられない
外食、旅行、イベントに関すること
外食
・食べられるレストランが限られてくる
・外食に行きたい時、レストランにアレルギーの情報がないと行く事ができない
・レストランや売店で常にアレルギーの情報を聞かなければいけない
・店に面倒をかけてしまう、という精神的プレッシャーがある
旅行
・遊びに行ったり、旅行したりする際、レストラン選びが大変。
・泊まれるホテルが限られる
・旅行先に病院が近いか、緊急時の対応を考える必要がある
・海外旅行や離島は対応が難しい場合がある
イベント
・季節のイベント(節分、ひな祭り、夏祭り、ハロウィン、クリスマスなど)には食品が関係する事が多く、参加できない
・屋台料理は原材料表記がない事もあり、食べられない。
・行列の中で確認作業をすると時間がかかり迷惑になってしまう。
・いつも食べられる食品を持参する必要がある
・食事の懸念点から行動範囲が狭まる
学校に関すること(保育園、幼稚園、小学校など)
・意図せず、アレルギー症状を起こす機会が増える
・園や学校の先生と、事前に話し合う必要がある
・全ての先生たちが、アレルギーの事について知っているわけではないので、お互い対応に困る
・栄養士を含めて対策を検討、面談する必要がある
・園や学校へ書類を提出する際、毎年医師へ記入をお願いする
・給食の場合、配慮が必要になる
・アレルギー対応で給食が食べられない場合、お弁当を作ることになる
・食を伴うイベントや工作(牛乳パックなど)には注意する
・お友達やクラスメートに周知する必要があり、余計な気を遣わせてしまう
病院、相談に関すること
・どこの病院に行けばいいのか分からない
・どこに相談すればいいか分からない
・正しい情報かどうかが分からない
・食物経口負荷試験で日々、食品を揃えて計り、食べさせることが大変
・薬の管理が難しい
・病院に通うには、仕事との両立を検討する必要がある
気持ち・人に対すること
・不安なことが多い
・常に安全を守ることへのプレッシャーがある
・理解してもらえない、人とは違うことで辛い思いをする
・相手に気を遣わせてしまったり、緊張感を与えてしまう
・意図せず他人から与えられるものに、アレルギーを起こす危険性がある(祖父母、プレゼント)
・好意でくれた食品(配っている試供品、景品、イベントのプレゼント)も食べられない
いかがでしたでしょうか?ビッシリ書いてしまいましたが、悩みの多さに驚きます。
悩みは人それぞれありますが、アレルギーの方に共通した悩みがあるはずです。
アレルギーフレンドリーへの取り組みとは、そうした一つ一つの悩みを解決していくこと。そしてアレルギーがある子もない子も一緒に楽しめる環境を作ることだと思っています。
「アレルギーはありますか?」
そんな一言で救われることが沢山あります。
「卵、使用しています!」
そんなマークを付けてくれるだけで、それはアレルギーのある方を守ることに繋がります。
もしも自分なら何ができるだろう、と考えるきっかけになれたら幸いです。
\ちょこっと体験談/
「これに卵と乳製品入っていますか?」
この一言が言えなくて、何度食べることをあきらめたかわかりません。
アレルギー表示があればなぁ。
「アレルギーがあって食べられないんです」
好意でくれた料理やお菓子に対して、こう伝えることに、どれだけ申し訳なさを感じたことか。友人宅のパーティーで、せっかく料理してくれたのにアレルギー反応を起こして気を遣わせてしまったことも。みんなの反応が気になり、行動はどんどん制限されていきます。
どんな悩みがあるのかを知ることで、これから先に改善できるヒントが詰まっていると思います。アレルギーフレンドリーな取り組み、是非一緒にしてみませんか?
まずは一歩ずつ‼