ゴールデンウィークが始まりましたね。
旅行に出かけたり、家族や友人とイベントを楽しんだり、5月5日の「こどもの日」や「端午の節句」のお祝いなど、楽しい予定が盛りだくさんの季節です。
でも、食物アレルギーのあるお子様やご家族にとっては、旅行先の食事やイベントでの外食など、少し心配なことも増えるタイミング。
そこで今回は、安心して楽しむための【食物アレルギー】こどもの日・GWの安心お出かけ準備ガイドをお届けします。
基礎知識編|5月5日ってどんな日?

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と、国の祝日として定められています。

「男の子の健やかな成長を願う日。」
こいのぼりや五月人形を飾ったり、菖蒲湯(しょうぶゆ)に入ったり、柏餅やちまきを食べたりしてお祝いします。
柏餅・ちまきは、原材料を必ず確認しましょう。
菖蒲湯(しょうぶゆ)はお肌が敏感な方は工夫しましょう。

5月5日~11日は、「こどもまんなか 児童福祉週間」
こども家庭庁が定めており、「こどもたちの健やかな育成について国民全体で考えること」を呼びかけており、全国で様々な行事が実施されます。お近くのイベントに是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
👉 こども家庭庁「こどもまんなか 児童福祉週間」のサイトはこちら(外部リンク)
実践編|少しの準備で安心感がぐんとアップ!
・ゴールデンウィークを使って旅行へ
・実家で家族とこどもの日をお祝い
・お友達とイベント参加

① 事前に調べよう
宿泊先やレストランのアレルギー対応状況を確認
- アレルギー対応可能か
- アレルゲン表示はあるか
- コンタミネーションの可能性
- 対応不可の場合は持ち込みOKか
- 近くのスーパー・コンビニをチェック
万が一に備えて、現地の病院をチェックしておく
スムーズに保安検査を通過するため、内容を明示できるもの(処方箋や主治医の証明書、海外の場合は英語表記の証明書など)を携帯すると安心
② 持ち物の準備をしよう、連絡をしよう

- 食べ慣れたレトルト食品やおやつ、ふりかけを多めに持参
ポイント 困った時、食べ慣れたもので安心して食べられるようにする。 - お薬・エピペン(処方された方)
- 保険証・お薬手帳
- ご家族やご友人へ、食べられないもの&OKなものを具体的に伝えておく
ポイント
相手へのコミュニケーションは大切。特にお祝いの席では、手作りのケーキやお菓子を準備してくれていることもあるので、事前に伝えておくとスムーズです。
具体的な伝え方の例:
「卵・乳アレルギーがあって、バターなどの調味料やつなぎなども含めて食べられません。同じ調理器具を使うなどのコンタミネーションは問題ありません。」
「お肉や魚を塩・こしょうのみで焼けば、食べられます。」
「子供の食事とお菓子は持参します。」 - 海外旅行の場合は英語で伝える練習をする
例:I am allergic to 〇〇.
(私は〇〇アレルギーです)
He is allergic to eggs.
(彼は卵アレルギーです) - アレルギーカード
当サイトで、無料ダウンロード可能です。(日本語対応)
こちらのリンクから、是非ご利用下さい。
③ あとは思いきり楽しもう!
- 食べる前に、原材料やアレルゲン表示のチェックを忘れずに

いかがでしたでしょうか。
食物アレルギーのお子様やご家族が、お出かけを安全に楽しむために少しでも参考になればと思います。

\ちょこっと体験談・海外旅行編/
我が家では、卵、乳アレルギーの次男が1歳8カ月の頃、タイのプーケットに旅行に行きました。食べ物が心配だったので、市販のベビーフードを沢山、やさいパン、おやつを購入していきました。これで万が一食べられなくても安心だ、と思っていたのですが。
いざ、食べさせてみるとベビーフードを一切食べない。市販のベビーフードは、あまり食べさせた事がなく味が好きではなかったようです。食べ慣れたものにすればよかった…
結局一番食べたのは、パウチに入ったおやつタイプのやさいパンです。あとはバナナやりんごなどのフルーツ、ポテト、お肉料理や魚料理はメニューにあるので、味付けは塩のみでオーダーしました。慣れない食事でしたが、幸い現地の方も優しく対応してくれたため、問題なく楽しく過ごせました。
まさかの最後にお腹を壊したのは…私でした。生カキに当たってしまい丸1日ホテルで寝て過ごすという結果に。アレルギーがあっても、なくても食べ物に気を付けるのは一緒ですね。
皆様も、しっかり準備して楽しい旅行やお出かけになりますように。
参考文献
内閣府ホームページ「国民の祝日」について.2025
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html (参照2025-5-2)
こども家庭庁ホームページ「こどもまんなか 児童福祉週間」.2025
https://www.cfa.go.jp/policies/kosodateshien/jidou-fukushi-shuukan (参照2025-5-2)